公益社団法人 日本海員掖済会 宮城利府掖済会病院

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【第49号】自らエビデンスとなるための課題

 当方O先生と健康増進目的でストリートダンスを行っているが、ストリートダンスの健康増進効果を示すべくYouTuberとしてダンスを動画で披露できるほど上手く踊れる見通しは立ってないし、ストリートダンスの健康増進効果を科学的に示すことも難しそうである。あとは自らが長生きし80代になっても元気で踊れることでエビデンスになるしかないのではないかという考えに至った。ちょうど80歳でも元気に体操しているきくち体操の菊池和子さんのように。とは言っても、元体育の教師であった菊池和子さんとは違って当方の体は現時点で既に色々ほころびが見えている。特に問題なのは膝である。

 左膝は5年~10年に一度は痛めている。医学部ラグビー部に所属していたころ晴れてキャプテンに選出され、さあ頑張るぞと春先自宅から往復8kmある仙台国見の仏舎利塔までランニングで登り降りするというトレーニングを開始し左膝を痛め、以後は精彩を欠くプレーヤーとなってしまった。また米国留学で市民ランナーになって、帰国後春先の気仙沼大島のつばきマラソンに挑戦すべく、長町のザモールから自宅までの10kmの道のりを走って帰るというトレーニング行い左膝を痛め、つばきマラソンでは13km地点で無念のリタイアとなった。余談ではあるがこの時の大会に参加していた浅野元県知事は5kmの地点で当方を抜いていき完走されていた。息子と空手をやっていた時も左膝を痛めた。そして、この度古来より願掛け登山として行われている七ツ森の山々を1日で歩いて回る薬師七掛けにだんがら森とタガラ森の2山を加えた九掛け一周約20kmをオール徒歩で行った際、左膝をまたまた痛めてしまったのである。

 なぜ当方が左膝を毎回痛めるかということについては、当方の姿勢に関する理解が深まったこともありこの度ようやくその原因がわかった。当方は体幹が左に捻じれる傾向があり、それに加え左足の偏平足が強く足底のアーチがつぶれているので左大腿が外旋し、左膝関節の内側が前方に突き出るかたちになりがちになるのである。これにより左膝内側に負担がかかり損傷しやすいことがわかった。ストリートダンスのスネイク(蛇のように踊る動き)で左側にスネイクする時に体幹が捻じれて綺麗にいかないのも同じ理由からであろう。右首が痛くなる原因もこれである。

 長年の左膝や右首問題の原因は明らかとなった。今後は当方は体を右に捻るストリートダンスを踊って第二の菊池和子さんになれるだろうか。ウイル シー。

発行日:2021.07.15