公益社団法人 日本海員掖済会 宮城利府掖済会病院

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看護部

看護部長あいさつ

 看護部長 認定看護管理者  鎌田 ひろみ

 当院は、公益社団法人日本海員掖済会を運営母体とする全国8病院あるうちの一病院で、平成9年に塩釜市より現在の利府町に新築移転しました。以来、23年地域に根ざした医療の提供に努めています。

 掖済の「掖」はわきに手を添えて支える、「済」は導き助けるという意味があります。当院は、病院理念である、掖済の精神に基づき、親切・丁寧な医療を心がけ、地域に信頼され、必要とされる病院をめざしています。

 看護部は「一人ひとりを大切に、信頼される看護を提供します」を理念とし、患者さんに常に寄り添い思いやりのある、安全・安心な看護の提供に努めています。このような看護を大切に実践していくために、お互いを認め合い、支え学び合い、共に成長できる職場風土の醸成をめざし取り組んでいます。

 当院は軽中度の急性期から終末期までの幅広い病期の患者さんを対象に診療をしています。特に高齢者、認知症患者さんも増えており、生活に視点をおいた療養を支える看護の力が求められます。専門職として、医療チームの調整役となり院内・院外の多職種と連携し、より切れ目のない支援・継続看護の実践に努めていきます。

 看護部は院内・院外研修の参加など教育支援を行い、入職者を含めた看護職員の教育に力を入れています。新卒、中途採用者に教育プログラムを作成し、プリセプターや教育担当者を配置しチーム全体で支え、安心して学べる環境を整えています。また、入職後の定期的な面談実施などサポート体制をとり、定着に取り組んでいます。

 また、安心して働き続けられる職場づくりをめざし、いち早く多様な勤務形態を導入し、個人の生活状況に合わせた働き方を支援してきました。出産後も復帰するママナースはほとんどで、仕事と育児の両立をめざし、周りのスタッフのサポートを受けながら看護師を続けています。職場全体が、経験年数や入職年数が違う中でお互いを尊重し、協力し合いながら和を大切に明るい雰囲気で働いています。

 看護部長として、看護師が経験を積み重ねながら成長し、やりがいのある看護を見出せるよう、大切に見守りながら支えていきたいと考えています。ぜひ一緒に笑顔で看護をしてみませんか。
 心よりお待ちしております。

看護部紹介

 看護部理念
「一人ひとりを大切に、信頼される看護を提供します」
 基本方針
  1. 看護倫理に基づき、生命の尊厳と人権を尊重します
  2. 安全・安心な信頼される看護を提供します
  3. 他部門と協働してチーム医療の推進に努めます
  4. 自己研鑚に努め、専門職としての知識・技術・人間性を高めます
  5. 病院の健全経営に積極的に参画します
 看護体制
  • 配置基準   10:1
  • 勤務体制   日勤 夜勤:3交代・2交代制
  • 看護単位   2単位 急性期病棟 50床  慢性期病棟 50床
  • 看護提供方式 チームナーシング・受け持ち制
 全職員研修
  • 院内感染対策研修   2回/年 実施:7月・12月
  • 医療事故防止対策研修 2回/年 実施:6月・11月
  • 接遇研修       1回/年 実施:6月
  • ハラスメント研修   1回/年 実施:5月
 専門分野の資格
  • 日本糖尿病療養指導士  3名
  • 消化器内視鏡技師    2名
 地域貢献への取り組み
  • ・キャリアシップ:町内・町外中学生の職場体験の受け入れ
  • ・救急救命士実習受け入れ
  • ・利府町企業人講話:高校での出前講座
  • ・船員への健康講話
  • ・看護協会行事:町の保健室、看護体験受け入れ
  • ・イベント時の救護看護師派遣

部署紹介

 3階病棟(急性期病棟)

急な入院や手術で不安を抱えている患者さん、ご家族の気持ちを理解し心温かい看護を心がけています。

 一般急性期病棟で内科・外科すべての入院患者を受け入れしており、急性期疾患の治療や回復を目的とした病棟です。外科は消化器外科を主とし、手術目的による術前・術後管理から化学療法など幅広く治療を行っています。また他院からの整形外科患者を受け入れ、リハビリテーションを行っています。内科は循環器・呼吸器疾患を中心に急性期治療や消化器疾患の内視鏡的治療の対応もしています。

 病棟の雰囲気はとても明るく活気に溢れています。患者さんのさまざまなニーズにお応えできるよう看護職員同士の声掛けや協力する事を大切にしています。

 手術室

患者さん個々に合った看護を提供できるように日々努力しています。

 消化器外科を中心とした手術看護と院内で使用する機材の洗浄・滅菌を行う中央材料管理業務を行っています。

 手術室では、麻酔科や主治医、病棟、外来看護師と情報共有し、すべての患者さんに手術を円滑に行い、安全で安楽に手術を受けられるように努めています。患者さんや家族の気持ちに寄り添い、術前訪問で手術の不安を少しでもやわらげ、患者さん個々に合った看護を提供できるように日々努力しています。

 4階病棟(慢性期病棟)

新卒からベテランまで幅広いキャリアをもつスタッフが協力して穏やかな雰囲気で看護を提供しています。

 当病棟は、重度の肢体不自由者や神経難病患者、透析患者、日常生活自立度ランクB、Cに該当する患者が7割以上入院している病棟です。

 急性期治療や安定期の治療継続、日常生活援助を行うと共に、終末期の看取りなども行います。入院が長期にわたる方が多く、その人らしく療養生活を送ることができるよう個別性に応じた看護、患者本人や家族に寄り添った看護を大切にしています。
 また、定期的に多職種ミーティングを行い、医師、医療相談員、理学療法士、管理栄養士と連携しています。

 外来

待ち時間に対する配慮をしながら、常に患者さんの立場になり、やさしく笑顔で丁寧な対応を心がけています。

 内科・外科を中心に11の診療科を有し、二次救急指定病院として救急患者の受け入れを行っています。

 外来は、高齢化社会に向け地域包括ケアが進む中、継続看護、療養支援が実践できるようカンファレンスや勉強会を行い、多職種と連携を図りながら日々努力しています。また、糖尿病教育にも力を入れており、患者さんを生活者としてとらえ、自己管理ができるよう傾聴しながら療養指導を行っています。

 透析室

笑顔で明るい挨拶を心がけ、患者さんが日々、元気に生活できるようにサポートしています。

 当院では血液透析・腹膜透析患者の受け入れを行っています。「患者管理は看護師」「機器管理は臨床工学技士」をベースに互いに情報や業務を共有し、協力し合いながら行っています。

 新スタッフには、基礎~専門分野の知識や技術について、先輩看護師や技士からの指導を計画的に行っています。業務は個々の習得段階に応じた内容を担当してもらっています。その他、院内研修をはじめ、院外研修、研究会への参加も積極的に行っています。

 内視鏡室

院外研修等にも参加し、自己研鑽を積みながら、内視鏡治療が安全に安心して実施できるよう内視鏡看護に取り組んでいます。

 当院の外来では内視鏡技師免許を持っている看護師を中心に4人のスタッフが担当し、月曜日~金曜日までの内視鏡業務を行っています。

 上部・下部内視鏡検査・大腸ポリープ切除術などの業務、さらに緊急内視鏡に備え、常時スタッフは外来で勤務しています。

 健診

当院の健診は外来の看護師が採血、診察の介助等の業務を行っています。

 健康管理課の健康診断担当者と共に連携を図りながら迅速に対応するよう常に心がけています。

 患者さんが安心して検診が受けられるよう優しく声をかけながら、安全に緊張感をもって日々対応しています。

委員会活動

 感染対策委員会

患者さんおよび病院職員に安全で快適な療養環境を提供するため、感染防止および感染制御の対策に取組んでいます。
ICTによる定期的院内ラウンドチェックと活動報告(院内感染状況の調査把握と改善の取組み)、院内感染対策マニュアルの作成・改訂、手指消毒の強化、年2回の院内感染対策研修による職員教育、院内ポスターによる啓発等行っています。また、感染対策地域連携合同ミーティングに参加し各施設と情報共有することで感染対策の充実を図っています。

 医療安全管理室

医師をはじめ看護師、放射線技師、臨床工学技士、薬剤師、事務職員の各医療安全管理者や医療安全推進担当者を配置しています。
院内ラウンドにより各部署のチェックを行い、インシデント・アクシデント報告推進や医療安全カンファレンスでは報告事例の改善策の取り組みについて評価を行っています。
また、事故防止のための院内システム改善の検討と周知、全職員対象に年2回の院内研修を実施するなど、病院全体の安全文化の醸成と構築をめざし活動しています。

 医療安全対策委員会

院内の医療環境の安全推進を目的に活動しています。
委員会ではインシデント・アクシデント報告事例の分析、対応策の検討や院外の事故事例を当院の状況に合わせ対応策の検討を行い、情報共有のもと再発防止に努めています。さらに、対応策の実施・評価を適宜行い、職員の安全意識の向上、リスク管理に努め安全な医療、看護を提供できるよう取り組んでいます。

 災害対策委員会

地震等自然災害や火災時の患者・職員の安全確保と、自施設の医療機能を維持するために、年2回トリアージを含む災害訓練や消防訓練を実施しています。さらに災害対策マニュアルの見直し、透析センターにおいては緊急離脱訓練、患者受入れ伝達訓練及び通信訓練を定期的に行っています。
また、地域および関連施設と連携し災害対策や防災管理体制の整備を目的に、他施設での研修や訓練に参加し、防災意識の向上、災害時の対応力向上に努めています。

 教育委員会

専門職としての自覚をもち、看護実践能力を向上させ、看護の質を高めるために、研修の企画・運営、看護研究発表の推進を行っています。

院内研修

経年別研修、管理者研修、全体研修、伝達講習会など行っています。

勉強会

院内教育委員をはじめ、病棟看護師を中心に看護記録・透析看護・感染予防対策・褥瘡ケア・救急看護などのテーマで勉強会を行っています。

院外研修

看護協会主催研修を含む院外研修のテーマから、年間計画を立て多くの看護師が受講できるよう勤務調整や参加費の助成をしています。

看護研究

例年、1~2例の研究発表を行い、各学会発表や看護協会塩釜支部での発表会への参加を行っています。

看護助手研修

看護チームの一員である看護助手を対象に、看護ケアなど助手業務に必要な知識、技術の習得にむけ、項目ごと年間計画を立てて指導看護師による研修を行っています。

 記録委員会

当院の看護記録は、看護診断を用い、POS(問題志向型システム)にて看護記録を展開しています。

記録委員会では、看護過程が適切に看護記録に反映し、看護記録と看護実践が連動したものなり、効率よく質の高いケアを提供できるよう指導しています。

特に、新卒からリーダーまでスタッフの経験別に事例を用いた院内研修の開催や、急変時の対応のシミュレーションと記録の書き方などを行っています。

さらに、看護記録の充実のため、看護記録監査や看護記録記載基準の見直しを行っています。

 褥瘡対策委員会

院内の褥瘡保有患者及びリスク患者の把握、褥瘡発生状況を把握し対象者に必要な褥瘡対策を実施することを目的に活動しています。
患者さんの状態に応じて必要なマットレスやエアマットを適切に選択し、対策・予防や治療、及び評価を実践・指導しています。週1回褥瘡回診を医師とメンバーで実施し褥瘡状況を把握・評価し治療方針を決定しています。
院外褥瘡研修会に参加し最新の褥瘡予防・治療に関して院内勉強会を行い、情報共有し日々のケアに活かしています。また外部講師による褥瘡予防ケアの勉強会を行い、事例を用いてケアの基本を学び、ケアの促進と質の向上に向け、日々取り組んでいます。

 CS委員会

院内委員会として平成24年より活動開始しました。院内各部署からのメンバーで構成され、患者満足度、職員満足度向上のため活動しています。満足度調査や外来待ち時間調査、接遇研修を行い、職員コミュニケーションプロジェクトとした職員の交流行事の企画実行を行っています。

活動の中で、院内環境の改善が行われ、職員の笑顔や挨拶が増えました。更に言葉遣いに注意するなど接遇への意識が高まっています。

先輩ナースの紹介

3階病棟 主任看護師  三浦 和範

 私は、新卒で当院に入職し、これまで外科病棟・内科病棟・透析・検診・手術室などさまざまな経験をさせて頂きました。現在は、急性期病棟と手術室の勤務をしています。これまで患者さんに対し、笑顔を絶やさず、明るく元気に話すことを心がけてきました。また、支えてくれたスタッフの皆さまのおかげで今日まで続けることができました。
 主任という立場になり、現場スタッフの教育や職場環境の整備、師長の補佐など多忙な日々を過ごしていますが、とてもやりがいのある仕事だと感じています。
 これからもスタッフが一丸となって患者さんにとってよりよい看護を提供できるように日々努力していきたいと思います。

3階病棟 主任看護師  渡辺美世子

 新卒で入職し内科病棟配属となり、その後外科病棟へ異動、急性期・慢性期を含め多くの経験を重ねてきました。入職5年目から記録委員として看護診断や記録の研修、また監査を実施し看護記録の充実・向上に取り組んできました。その後結婚・出産し、育児休暇取得後、日勤の短時間勤務で復帰しました。子供の急な体調不良で早退やお休みをすることもありますが、快く協力を頂き、周りのスタッフに支えられ看護の仕事を続けています。先輩ママナースも多く在籍していますので仕事や子育てについて相談する事も多く、参考になり励みにもなっています。
 現在は急性期病棟勤務なので入院・手術・患者指導等多くの業務がありますが、忙しい時こそ和やかな雰囲気で協力し合いながら頑張っています。看護師としてとてもやりがいを感じることができる職場です。

令和6年度看護師(新卒・既卒)採用試験のお知らせ

採用基本情報

【勤務体制】
2交替、3交替希望制
日勤: 8:30 ~ 17:00
夜勤: 16:30 ~ 9:00
【給与】
看護師(3年課程卒)
  • 基本給: 203,170円
        (俸給 184,700円+地域手当(俸給の10%)18,470円)
  • 諸手当:  夜勤手当  11,000円 一定回数以上手当追加
            深夜   5,700円(1勤務当たり)
            準夜   5,300円(1勤務当たり)
          住宅手当  27,000円(上限)
          通勤手当  18,300円(上限)
          昼食手当   2,500円
        年末年始手当   6,000円(1日)、3,000円(半日)
        その他:時間外手当、各種業務手当、危険手当、保育手当、扶養手当等
  • 昇給 : 年1回(4月)
  • 賞与 : 年2回(6月・12月)
【福利厚生】
健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
【応募資格】
看護師資格取得見込の方
【応募方法】
履歴書(写真貼付)、卒業(見込)証明書、成績証明書を当院総務課まで郵送して下さい。
申込受付後、当日の時間等をご連絡致します。
【選考方法】
面接
【試験場所】
宮城利府掖済会病院 2階会議室
【選考結果】
試験後7日以内に受験者全員に結果を郵送致します。
【申込先】
〒981-0103 宮城県宮城郡利府町森郷字新太子堂51番地
公益社団法人 日本海員掖済会 宮城利府掖済会病院
 看護部長 鎌田まで
TEL:022-767-2151

看護職員募集案内パンフレット