【創刊号】マコロン物語
【院内診療情報】
◎当院外科が消化器科診療も
当院外科ドクターは全員消化器外科出身であり、消化器の専門家であります。その専門知識を生かすべく、『消化器科』として腹痛、吐下血、黄疸などの消化器疾患の診療を開始することになりました。従来内科で診察後外科に紹介となっていた患者様の診療がより迅速化されます。是非御利用ください。
◎外来での糖尿病教育およびインスリン導入
糖尿病は、はじめが肝腎で本来入院して頂いて、じっくり糖尿病の勉強をして頂くのが理想ですし、また病状が進行した場合入院して頂いてインシュリン注射手技を習得していただくのが理想ですが、お忙しくてそうもいかないのが現実です。当院内科では、そのような方の為に外来でのインスリン導入および糖尿病教育をはじめました。御希望の方は片寄に御相談ください。
【診療に少し関係ある情報】
ただいま4階病棟で話題のマコロン物語(糖尿病の患者様すみません)
◎大学病院の売店で売っていたマコロンは美味しく、その製造元である小田原の『仙台マコロン本舗』に行ってみるのが私の長年の夢であった。十年ほど前のある週末、遂に私たち家族はマコロン本舗の探索にでかけたのである。たどり着いた『仙台マコロン本舗』で食べたマコロンは満足のいく味であった。余談だが、仙台マコロン本舗のマコロン以外で私が美味しいと認定するマコロンは仙台駄菓子の石橋屋のマコロンである。
◎フランス料理を食べてマカルーンというスイーツが出てきた時、マコロンのルーツが洋菓子にあることを知った。洋菓子のmacaroonは卵白とアーモンドで作られるものであるが、仙台駄菓子のマコロンは多分ピーナッツが原料であるところに特徴がある。かつてピーナッツをすりつぶしてマコロンを作ってみたがにてもにつかない味であった。
◎糖尿病で入院中のAさんは大のマコロン好き。禁酒に禁マコロンでは気の毒に思い、少量のマコロンなら可とした。それからというもの血糖はどんどんあがり出し、400を超えることもあった。きけば日にマコロンを一袋平らげることもあったらしい。その後マコロンを毎食1個だけに制限したが、血糖コントロールが依然として思わしくない。栄養士の吉原さんに相談したら、マコロンは1個100kcal(!)あり、血糖コントロール不良のうちはマコロン摂取を一時控えてはと御教示いただいた。残念ながら、マコロンは糖尿病の大敵のようである。
発行日:2005.02.01